マリスのブログ
開発のご報告
2018年11月2日
第20回 西日本国際福祉機器展
西日本国際福祉機器展に九工大人間機能代行システム研究室のブースで製品デモの展示を行います。
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第20回 西日本国際福祉機器展が平成30年11月15日(木)から17日(土)まで、西日本総合展示場新館にて開催されます。九州工業大学の人間機能代行システム研究室がブースを出すのですが、その中で弊社製品のデモと簡単な会社紹介を出させていただきます。
2018年9月7日
新製品・新技術開発助成事業
東京都の新製品・新技術開発助成事業に採択されました。
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視覚障害者向けの本製品に関して、東京都中小企業振興公社のの新製品・新技術開発助成事業に採択されました。これからこの事業計画に沿った形で、開発を行っていきたいと思います。
2018年6月25日
共同開発開始
株式会社マリス creative desingと九工大人間機能代行システム研究室で共同開発を行ってます。 続きを見る
最初の製品は視覚障害者向けの製品を考えております。弊社と九工大の人間機能代行システム研究室と両方で共同で開発を行っていきます。内容は出せるようになった段階で随時こちらで出していきます。
マリスのご紹介
ビジョン
我々は、技術で世界中の人の
生活を豊かにします。
それは、
障害者、健常者に限らずです。
そして、
障害者と健常者の言葉の垣根さえも
なくなる社会の創造をめざします。
創業の動機
私の母は障害者です。私が3歳のときに脊髄損傷となり、そこからずっと障害者の母と寄り添って育ってきました。その障害者の母と一緒に生活する中で、障害者機器の少なさ、使いにくさ、道路などのインフラの不便さ、などなど、健常者目線のみの世の中の仕組みに憤りを感じ、常に考えさせられて育ってきました。そのためいつしか、障害者の方々に役に立つ仕事をしたいと考えるようになっていました。
その考えの中で大学院進学時に福祉機器の研究をしている研究室を見つけ、研究室に入ることで最初に福祉機器に携わることができました。研究室では1期生だったため福祉機器テーマを施設などをまわり自分で考えることから携わることができ、福祉機器の考え方を学ぶことができたと考えています。しかし、テーマを決めた後は、実験機器などを考えていく上でも身につけている技術が乏しいためなかなか前に進めませんでした。測定などはできますが、製品をインテグレーションする能力/技術がないため、機器としての完成形が思いつかず前に進まなかったのです。
その中で、設計の基本、コンシューマー機器などの設計手法、製造手法、製品価格の出し方など製品をインテグレーションする能力を身につけておく必要があると考えました。最先端に近い技術が備わってなければ、確度の高い測定データ、真に障害者の方が身につけやすいもの、値段が相応なものが設計できないと考えるようになりました。そのため、最低10年間は先端技術を学べる会社で働いて技術を身につけようと考え、最先端の技術を保有する会社で働いて来ました。
会社の中では、新規マイコンを使った新規システム構築などに携わることができ、製品をインテグレーションする技術を習得できたと考えています。この会社生活の中で、社内では製品をインテグレーションする能力が右に並ぶ物はいないと考え、元々の福祉機器の会社を立ち上げようという考えに至りました。
10年以上たって、改めて障害者の人々の生活をみると、高齢者用の介護機器以外は、全くといっていいほど進化がない状況です。健常者の人々の生活は、テクノロジーの進化によって様変わりしてきてますが、障害者の方の生活は何も変わっていませんでした。障害者の方々にお話をきくと、福祉機器に参入する企業や人は、ポツポツ現れ話を聞きに来ると言うことでした。しかし、それ以降は2度と来ることはなく、どうなったかと調べてみても出てこないと言うことでした。これは、設計の方法/アプローチが悪く、採算が合わず事業にならないと安易に考えてあきらめてしまうところにあると思っております。
当社は、アプローチの仕方から考えがあり、そこを打破できると考えております。そして、この福祉機器の進化が全くない状況を打破するために改めて起業して事業を行う意欲がわいてきました。障害者の人々の生活を変えるために起業して、使える機器を設計開発していきたいと考えています。
会社概要
- 商号
- 株式会社マリス creative design
- 所在地
- 〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-10
xBridge-Tokyo Nextビル 2F
- 設立
- 2018年6月15日
- 代表取締役
- 和田 康宏
- 事業内容
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福祉機器の企画・開発・設計・販売
上肢、下肢の障害者の失われた機能の代行機器を開発して設計を行う。
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製品化サポート事業
製品開発を行う会社(大企業/中小企業/ベンチャー)を強力サポートして、
量産ラインの立ち上げを行い量産までサポートを行う。
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福祉機器の企画・開発・設計・販売
代表経歴
代表取締役 和田 康宏
- 〈 大学院時 〉
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大学院在学時に福祉機器の研究を行っていた。研究テーマは、盲ろう者向けのコミュニケーション支援装置の研究開発である。盲ろう者とは、視覚と聴覚の両方に障害を持っている人のことである。高齢になって盲ろう者となった場合は、コミュニケーション手段の取得は難しく、筆談に頼ることとなり、その筆談を利用したコミュニケーション支援装置の研究を行っていた。手のひらにどのような刺激を与えれば、認識してもらえるかを日々計測を行い、装置に搭載するべく研究を行いました。このときの経験が福祉機器の開発の考え方の根本になっており、福祉機器の考え方を習得することができた。
また、障害者への計測方法もこのときに習得することが出来たと考えている。 - 〈 就職時 〉
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製品の組込マイコン制御の設計開発を行ってきた。マイコンのペリフェラル回りの設計からマイコンにつなげるモーター制御までの経験がある。光ディスク設計3年、カメラの手ぶれ制御開発3年、交換カメラ用レンズのFW開発8年と多岐にわたって経験を積んでいる。平行して、ロボットモーター制御では、AIBOの開発にも従事していた。また、FW開発を行うプロジェクトのリーダー経験、マネージメント経験もある。また、新規プロジェクトの立ち上げから製品化までのプロセスもリーダー兼マネージメントとして経験している。このプロジェクトは、1億円をかけたプロジェクトで請負契約など開発費も自分ですべて管理し成し遂げたプロジェクトとなる。
光ディスク設計の経験 … CD,DVD,BDの光ディスクの制御を行った。主にWrite制御に関わり、BD,HDDVDの高精度なWrite制御を担当した。BDのWrite制御はナノオーダーでの精度が必要であり、その高精度な制御はこちらの経験で習得することができた。
レンズ交換式カメラのレンズ設計の経験 … プロカメラマンも使用するレンズ交換式カメラのレンズ部分のセンサー制御、検出制御を行った。プロカメラマンの要求を満たすには、検出制御のリアルタイム性、即時性が高いレベルで要求される。ここの経験でリアルタイムに高精度な制御を行う技術経験ができたと考えている。
レンズの新規システム立ち上げの経験 … 交換レンズ内のシステムを次世代システムに入れ替えるために、社内で必要性を周知させ、採用させるまで持って行った。その上で、次世代システムのための、システム設計をチームメンバーを率いて行った。次世代システム構築のためマイコン選定も行い、システム設計、ペリフェラル回りの設計を全て設計した。マイコン選定は、マイコンメーカーとの金額交渉も行い、次期システムに入れ替えてもコストパフォーマンスが高い物が設計できた。このシステムを入れる事で、AF精度や連写速度などを劇的にあげる事が出来た。
ロボット関連のシステム設計の経験 … 4足歩行ロボットのサーボを司るマイコンの制御全般を担当した。モーターを動かすためのシステム設計を行い、制御を設計した。また、チーム内での運営も行い、チームを率いて製品化まで持って行くことができた。
その他の事業
製品化サポート・
アドバイザー
- 自社のアナログ製品を電子機器として新たに開発をしたい。
- 設計技術はあるが、製品化までのプロセスがわからない。
- 自社内で企画〜製品化まで行いたいが、サポートが必要。
- 量産化で量産ラインを作りたいがどうしたらよいかわからない。
など製品開発でのお困りではございませんか?
当社では、製品のシステム構築・システム設計から販売に向けた量産化システム設計まで、各プロセスに必要な設計サポートが可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
福祉用具・機器、
介護用品のレンタルと販売
- 車椅子や歩行器、介護ベットなどレンタルしたい。
- 歩行補助してくれる機器を購入したい。
- 製品カタログを見てみたい。
など福祉用具・機器、介護用品のレンタルやご購入をご検討中で、お困りではございませんか?
介護保険を用いた福祉機器のレンタル・販売の取り扱いの他、
海外の福祉機器の輸入代行も行っております。まずがお気軽にご相談ください。